フランスの学校教育 2
この名称は、いかにも「青少年のスポーツと余暇活動」といった印象を与えます。
しかし、この3つのことばは純然と並列しているので、余暇ということばのなかには成人の余暇活動も含まれているのです。
しかし一般的にいえば、成人の学習活動は成人自身が個人や団体で自由に行うべきものであり、行政はその条件整備や奨励という役割をもつけれども、その活動に直接には関与しない傾向があります。
それに対して青少年教育ないしは青少年活動は、もちろん各団体の自律的な活動を基本にしていますが、行政が積極的にその援助育成を図っていく傾向がみられます。
とくに1959年からの教育改革の進展のなかで、青少年教育の振興には大きな力が注がれています。
社会教育の行政官庁がさきに述べたように、「青少年・スポーッ・余暇庁」とよばれているのには、歴史的な理由があります。
フランスで「余暇」ということばが社会に現れてきたのは1936年のレオン・ブルム内閣による社会改革から。
その年に週40時間労働や有給休暇の制度が定められました。
前者はいわゆる週休2日制であって、これによって一般の勤労大衆も富裕な人びとと同様にかなりの自由時間をもつこととなり、余暇時代ということばが盛んに用いられるようになったのです。